無伴奏ツアー開始!歌う!歌う! 王子ホール公演 スタッフレポート

【ファビオ・ビオンディ バッハ 無伴奏ツアー開始!】

音楽堂🌳スタッフが、トップを務める銀座・王子ホールさんにお邪魔しました。
以下担当スタッフのレポートです。
開演前から静かな熱♨️が漲る満席のお客様。
マエストロ・ビオンディ🎻の息遣いや弓が風を切る音が届くかのよう。
マエストロ、登場、客席に微笑みかけ…と思いきや、やおら演奏開始、鬼神に変身。
バッハといえば厳粛に…というイメージとは正反対の、攻め込むような演奏、
それでいてどんな速いパッセージ、技巧を凝らした重音や装飾音のさなかでも、
歌う!歌う!歌う‼️音楽が生きものとして疾走する…
「カンタービレ」という言葉がピッタリくるような、緊張感のなかに歌心が垣間見える演奏に、「無伴奏」はこんな曲だったのか!と驚く間に2公演が過ぎ去りました。
第二部終曲のパルティータ第3番では、
輝く陽光の中、ヴァイオリンがマエストロの手を離れて天空に飛び立っていくのでは?
と錯覚。
一転、アンコールのパルティータ第2番のジーガは深い流れを感じさせ、
「皆様に捧げます。全6曲を集中して聴いてくださってありがとう」とメッセージの後、
ソナタ第1番のアダージョに戻って円環が閉じます。
「とてつもないものを聴いた」😳と感じたのは我々だけではないはず。
第1部、第2部ともブラボーの声が会場に交差しました。
これからのツアーが期待されます✨
貴重な機会、お聴き逃しなく❣️
2枚目の写真は終演後、チャーミングな笑顔が戻ったマエストロ☺️
11日【土】名古屋・宗次ホール
15日【木】大阪・いずみホール
そして最終公演は
17日【土】神奈川県立音楽堂
チケット絶賛発売中🎟️良席はお早めに

2022-23 音楽堂ヘリテージ・コンサート

神奈川県立音楽堂は、1954年に日本初の本格的な公立音楽ホールとして開館し、モダニズム建築の巨匠、前川國男の傑作といわれる建物と、「木のホール」の美しい音響ともに愛されてきました。開館当初の「特別演奏会」から2000年代にスタートした「ヴィルトゥオーゾ・シリーズ」まで様々なコンサートシリーズに世界的名手たちが名演奏を残し、2021年神奈川県指定重要文化財(建造物)に指定されました。時をおうごとに「リビング・ヘリテージ(生きた遺産)」としてその存在感はますます増しています。「音楽堂ヘリテージ・コンサート」はその脈々たる流れをくみ、名手たちによる音楽の真髄をお届けします。未来へ継承すべき人類の至宝(ヘリテージ)といえる名演奏の輝きをお楽しみください。